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児島湖再生プロセスミュージアム構想
蘇れ児島湾
今回、おかやま再発見のコンペで児島湖をテーマとしたプランを出させていただきました。
児島湖のみならず、児島半島全域は大きな湾を持つ、地形的にも恵まれ又過去においては豊かな水質資源を育んで、きた歴史を持つフィールドである。このような恵まれたフィールドは私たちにとってかけがえのない財産でもある。最も恵まれすぎていることは知恵や工夫を育まない要因にもなる訳でもあり、知らず知らずのうちに単なる過去の遺産として葬られてしまいかねないのである。
その土地の文化は、その土地の自然条件と共に歩んできたものであり、それが失われつつある現在、それらのことを近代の科学技術はそれをサポートする義務があり、又共有し合うことの出来る環境を、いかにデザインしていくかが課題でもある。例として上げるならば南仏のラングドック・ルションなどは、従前環境自体ひどいものであったと聞く。不毛の海岸、死んだ水、蚊の大発生地という最悪の環境をヨーロッパのライフスタイルのニーズと時間的空間をうまく結ぶことによって、ラングドック・ルションは世界で最も注目を浴びる保養地に変身した貴重なサンプルである。
児島湾の歴史は弥生期の頃からすでに始まったといわれている。中期にはすでに用水の工事が行われ、そのことにより吉備地域の生産は飛躍的に拡大し三大河川を利用した水陸交通の要ともなった。吉備文化を生みだした岡山は、恵まれた河川と自然が与えてくれた天然の良港である児島湾をもっている事実を再認識しなくてはならない。確か30年ほど前までは、京橋には白く塗られた旅客船や機帆船が航行していた。その当時は今のような環境破壊の問題もさほど騒がれてなかった時代でもある。夏休みなど大勢の人々で、賑わっていた事を思い出す。河ではどこでも泳ぐことができたし、魚なども豊富であった。つまり、人間をも含めて生物の住みやすい環境であったことだけは確かである。その生物にほかならない人間も、エコロジカルな世界にその個体を置かなくては人間性を回復できないことを知っている。我々の世代が幼い頃体験してきた自然環境を、今の世代の子供に単なる昔話ではなく、現実のものとして造り上げていかなくてはならない。
北村造形研究所
北村 素直
序文
120億光年の彼方から現代の黙示録へ
そして
2100年へ向かつて
コンセプト
児島湖とそこに注ぐ吉井川や旭川流域を
私たちが幼い頃遊んでいたような
清らかで人と自然との語らいのある自然環境に戻すため
そこで行われるであろう
さまざまな事業を
広く一般県民に広報普及するとともに、
計画区域全域を対象に
遂行されている事業の過程(PROCESS) そのものをテーマとして
環境保護思想の普及と
動・値物等の自然やその生態を学ぶための
一体的な学習環境として捉えた
新たなミュージアム環境建設構想
背景
日本3大淡水湖の一つでしかも瀬戸内海唯一の湖である
汽水域にあたるため野生の小動物又魚介類の宝庫である「あった」
淡水魚の養殖も盛んであって琵琶湖までも運ばれていた
北前船の終着点で吉井川、旭川、高梁川を携え物流の拠点であった
また多度津へは金比羅、善通寺など日本が平安時代を分儀点とし
しいては東方から、また国内においては北海道から沖縄まで裏日本、表日本をも
結んでいた、文化、文明を育てる重要な拠点でもあった
現状
高度成長時代を境に重化学工業、ハイテク工業、土木、建設の需要が高まると同時に
環境破壊の原因たる大気汚染、水質汚染、森林資源の枯渇、しいては自然界の
あらゆる生物に多大なる影響をあたえた結論また答がそこにある
構想
児島湖および、吉井川、旭川流域
再生を目指す事業対象、研究対象であり、学ぶための対象でもある。
水の科学館
「水と生命J をテーマにした科学館で、自然そのものを体系的に学ぷ場であり、環境保護思想を広報・普及する場ともなる。「建物」は、「無空間J」を想定している。
その他の施設
研究施設、野外見学施設、ミュージアムショップ、レストラン、カフェ、マリンスポーツ施設etc.
『PROCESS MUSEUM 』とは
収集し、調査・研究した結果としての「ものj」を展示する博物館から「行為する過程(PROCESS) そのもの」をテーマとした新しい博物館の概念。
『無空間』とは
「無」とは「なにもないJ という意味での「無」ではなく、「調和した状態そのもの」として捉えた概念である。従って「無空間J とは、天と地や、水、緑、光、空気、あるいは動植物などを含めた自然環境と人間が調和した「自然とのあるべき関係性を具体化した空間」であり、本RPROJECT では「水の科学館」を空間的に構成する「器」となる施設。
環境対策
このプロセスミユージアムは児島湖全域を示すものである
アクテイブミユージアムの地下には、新しい焼却プラントからの
熱エネルギーが蓄えられ、施設で使用される、各設備のエネルギーをサポートします。
水の博物館の地下には、児島湖の水を浄化させるフレッシユウォーター
クリーニングプラントが設置されています。
新環境基準に置ける、一般有機化学物質の卜リクロチレン、ベンゼン
重金属セレン、四塩化炭素、ほか15項目のハイテク汚染を研究する
リサーチセンター、並びにそれらの物質を浄化させるための、開発が
行われるリサーチ&ディベロップメントセンターがあります。
バイオプランテーションも焼却プラン卜の熱エネルギーが効果的に
使われ、温室栽培などのプラン卜に使用されます。
施設各所にはソーラーシステムや風力発電の設備が設置され
エネルギーのサポートをし、照明設備などに使用されます。
ここで使用される、プラスチックは全て無公害型のものが使用されます。
施設の備品はもとよりヨット、カヌーなども無公害型プラスチックが使用されています。
施設内容
01 :無空間 ZERO SPACE
この空間は、さまざまなイベント、音楽、美術、漬劇、その他のパフォーマンスに利用される。
この形態はすべてシンプルカテナリー曲線を使用し、寸法は、3、5、6、8、12、24の基本数字によって構成されている。
空間の方位は、メインエントランスは夏至方向、サブエントランスは、冬至方向に位置する。
天井部には、プリズムグラスのトップライトを設け月の光りを自然な状態で空間内に浸入させ月の光りの動きの美しさを空間内に取り入れる事ができる。
音響は床、内壁に内蔵し、視覚内に入ること無く、クオリテイのあるサウンドをを生み出すことができる。
02:アクティブミュージアム ACTIVE MUSEUN
このミユージアムはスポーツを中心とするイベントミユージアムである、
サッカー、フットボール、バスケットボール、テニス、また、剣道、柔道、相撲その他、モトクロス、マウンテインバイク、ラジコン、ライトプレーンの日本選手権、世界選手権が開催できるスペックをもつ。その他コンサー卜、ミュージカル等のイベントが行える、照明設備、音響設備をもつ。
03:水の博物館 WATER PLANT MUSEUM
この水の博物館は自然と水との関わりあいを体験できる場所です。
35億年前地球が生まれその時から水と生物は共存してきました。そして現代においての生物と水の関わりあい、そして2100 年へ向けての水との共存のあり方をテーマにした博物館です。又そこには水生動植物の研究施設があり、そこで働く研究者や学芸員の仕事を観ることができます。
この水の博物館の外には野外博物館もあります。ここではあるがままの姿の水辺があります。水生植物はもとより、エビ、カニ、鮒、はぜ、どじょう、シジミなどの魚介類などが自然な環境で育ち、子供たちのみならず、大人までもが、遊びながら学べる生涯学習のアウトドアフィールドです。
04:バイオプランテーション BIO PLANTATION
バイオプランテーションは果樹、岩生植物、多年生植物、菜園などを、有機栽培、また、バイオテクノ口ジーを使い、未来に向けてのプランテーションです。ここにはそれらのことを、体験しながら学べる施設もあります。
05:オーケストラの森 ORCHESTRA OF THE FOREST
この森はオーケストラのように樹木が一つ一つのパートを持った森です。優れた指揮者がいて優れた奏者がいてバランスのとれた楽器があって、森は優れた音楽を奏でてくれます。バランスのとれた森には、アロマテラピーが生まれ、リラックシゼーション空間を作り出します。
06:ウォータースポーツハーバー WATER SPORTS HARBOR
ここでは、ヨット、カヌー、ウィンドサーフィンなどのウォータースポーツがあり、それらが学べる教室があります。
07:フィッシングゾーン FISHING ZONE
このエリアは淡水域の魚ハゼ、ウナギ、エビ、カニ、セイゴなど、さまざまな魚が生息しています。ここでは、釣り、そして水中生物と遊ぶことが出来ます。



